各療法

EACH THERAPY
運動機能の回復

理学療法について

理学療法とは病気や事故などによって身体に障がいを負った方々に対して、主に「運動療法」と「物理療法」を用いて、基本的な運動能力の改善を目指し治療を行っていくものです。
主には起き上がる、歩く、階段を昇るなど日常生活に必要な動作の再獲得を目指してリハビリを行っていきます。

当院の理学療法について

退院後の生活を想定して早期からの動作練習を行います
マンツーマンのリハビリを行います
患者さん・ご家族の皆さんへの自主トレーニング、介助指導を行います
早くからの歩行練習を始めます

立つこと、歩くことが十分行えない状態からでも、起立台や体重免荷装置などの機械を利用して、患者様に安全に、積極的な治療を提供することができます。
※体重免荷装置を利用しての歩行練習は脳卒中治療ガイドラインにも効果が認められています。
当院では平成20年に導入しています。

マンツーマンのリハビリを行います。

当院では、マンツーマンでのリハビリを行っています。
そのため、患者さんそれぞれに合わせた方針でリハビリを行っていきます。
屋外での歩行練習や、外出練習として電車やバスの利用や買い物演習など、その方に必要な生活場面を想定した練習を行います。

自主トレーニング、介助方法の指導を行います

入院中だけがリハビリではありません。
そのため、入院中に個別に自主トレーニングを指導しています。また、本人だけでなくご家族も退院後の生活にはいろいろと不安があると思います。
そのため、入院中よりご家族にもリハビリに入って頂き、歩く練習や、階段の練習、車の助手席に乗る練習などを行っていきます。

リハビリテーション内容

・歩行練習
・階段練習
・全身体力向上運動
・自主トレーニング指導
・介助指導

理学療法室(450平方メートル)

主に「運動療法」と「物理療法」を用いて、基本的な運動能力の改善を目指し治療を行っていくものです。
理学療法とは、体に障害を受けたり、病気になった時に、用いられる療法の1つです。
単に、運動機能を改善するだけでなく、運動機能の低下防止、全身の健康状態の回復・維持を目的とします。
このような動作を、運動療法のなかで残された(あるいは 隠れた)能力を使って、簡単かつ安全に行えるよう練習します。
生活に必要な動作機能の向上

作業療法について

病気や事故によって、身体,精神に障害を負った方々に対して、主体的に、よりよい生活をしていただくために、日常生活での様々な活動を用いて治療、訓練、指導、援助を行います。

当院の作業療法について

日常生活の様々な動作の能力を高めることを目標にしています。
マンツーマンの訓練を中心に行います。
障害を持つ方々の交流を通して、社会性や主体性を高めていただくことを目指します。
患者さんの生活環境にも関わり、障害を持ちながらもより良く生活できるように援助します。
マンツーマンでの生活動作訓練

食事や着替え、排泄や入浴などに必要な動作をできるだけ一人でするための訓練です。
訓練室での訓練だけでなく、看護・介護職員と連携して、病棟の生活の中でも、身の回りの動作の訓練を行います。

家事訓練、職業復帰への働きかけ

・書字
・家事動作(料理・洗濯・掃除・買い物など)
・職業上必要な能力(パソコン・計算など)
・趣味活動(各種手工芸、園芸など)
・精神面(記憶面・注意面・認知面など)
以上についても必要に応じて訓練を行い、よりよい家庭生活・社会生活への復帰を目指します。

家屋改修の指導

安全に生活するために、手すりの取り付けなど、住まいの工夫を指導します。
また、難しい動作が楽に行えるように、道具の工夫をします。

自主トレーニング・介助方法の指導

作業療法士との訓練だけでなく、ご自身あるいはご家族と一緒にご家庭でもできることを指導します。
ご家族がトイレや入浴等 日常の動作の介助を行えるよう、介助方法の指導も行います。

作業療法室(375平方メートル)

洗面、調理、入浴など、日常動作訓練を、その場面だけ切り取って集中的に行います。
患者さんはここでの訓練を行ったあと病棟へ戻り、病棟生活のなかで歯磨き、洗顔、髭剃り、着替え、入浴、食事その他をリハビリ職員・看護介護職員と共に行います。2方向が窓で明るくなっています。窓際のテーブルでは、パソコンの訓練もいたします。
言語・嚥下機能の回復

言語療法について

当院は昭和61年開設時より脳卒中その他の後遺症により、言語に障害をもたれた方へのリハビリテーションに力をいれています。

言語障害とは

失語症や構音障害(いわゆるロレツのまわらない状態)などにより、周囲の方々とのコミュニケーションがとれない、あるいはとりにくくなることです。
言語療法にかかわるチームスタッフ

言語療法は、言語聴覚士を中心にいろいろな専門職がかかわって行われています。

・言語聴覚士 ・看護介護職 ・リハビリ医師 ・管理栄養士 ・薬剤師

訓練室での療法

  • ・個人訓練
  • ・グループ訓練
  • ・家族指導

病棟での療法

言語聴覚士との連携により、病棟では看護職が、ドリル練習を行います。

嚥下障害とは

食べるための器官(口唇、顎、舌 軟口蓋、声帯、呼吸器など)の麻痺によって、飲み込みがむずかしくなることです。
訓練室、検査室での検査、及び訓練、病室で飲み込みの訓練を行います。
入院初日から、嚥下障害の方へ食事摂取について医師、看護、介護職・管理栄養士とともに、食事内容や姿勢の検討などを行っています。

言語療法室(144平方メートル)

ピンクをベースにした可愛い色彩で、訓練という固いイメージがなくなるようにしてみました。
リラックスしていただいて、静かな環境の中、言葉の訓練が行われます。

個人訓練室:6室 集団訓練室(20平方メートル):1室

計7室(各部屋8平方メートル以上)
音楽の力を利用した治療法

音楽療法について

音楽を聴いて癒されたり、楽しい気持ちになったりすることはないでしょうか。 音楽療法は、下記のような音楽の力を意図的・計画的に使用して、心身の障害を回復したり、機能の維持改善に役立てる治療法です。
当院では、リハビリテーションの一環として神経学的音楽療法を導入しています。