ジェスチャーで表現

梅雨が明け、暑さが本格的になってくると日々の挨拶は「暑い」が第一声になってきます。

言語デイでも夏をテーマにした課題を行いました。三枚の夏にちなんだ動作写真(例えば、暑い中水を飲む、スイカを食べる、うちわであおぐ)から1つを選んでジェスチャーで自身の選んだものを他の利用者に伝達するというものです。

20200707

写真を見ると皆さんそれぞれに写真の感想をおっしゃいます。「もう食べたよ」「暑そうな写真じゃね」「うちはエアコンです。(うちわは)使いませんね。」

肝心のジェスチャーは皆さん伝達可能ということで、さらに掘り下げていきます。食べ物も様々な種類があります。夏に食べたいものを皆で考えて、今度はそれをジェスチャーで伝えていきます。スイカ、素麺、かき氷、メロン等皆さん普段食べているものが多い為か自然な形で名前を教えてくださいました。

次にそれぞれ異なるジェスチャーで表現してもらいます。スイカでは種を飛ばしたり、かき氷では頭を押さえて「キーン」となったことを表現してくださり、皆なるほど、と笑顔に。素麺はつゆにつける動作が複雑だったためか回答者により意見が分かれました。器を持つかき氷と素麺で意見が分かれ、ジェスチャーをされた方は苦笑いされる場面がありましたが良い雰囲気で交流ができました。

今日の皆さんのご様子を見るとそれぞれに工夫して思いを伝えておられ、日常的な挨拶で話しやすい話題を課題に取り入れることで、利用者の方の普段の会話に少しでも役立ててもらえたらと思いました。