「ビンゴゲーム」

3月に雪が降ったかと思えば、半そでがちょうどよい気温になったり、人間も自然も戸惑うような気候が続いています。

たまには変わった課題を、ということで3チームに分かれてビンゴゲームを行いました。
一般的なビンゴは数字を引いて、その数字に印をつけていきますが、この度は数字ごとにクイズに答えていただき、
正解すれば数字に印をつけ、不正解の場合は印をつけられない、というゲームにしました。

これまでの言語デイでは、ビンゴを行うことがほとんどなかったため、
ゲームを始める前にルールの確認を行ないました。

まず、全員が自分の意見を述べること。チームの意見がまとまらない時は多数決で決めること。
多数決が同数で難しい時はジャンケンで決めることとしました。

言語デイには言葉を発する事や考えをまとめることに時間がかかる方がいます。
参加者の方それぞれの意見をまとめる際には、改めて確認する必要があるとスタッフで考えました。

そして、ビンゴを何年もやっていないという方が多く、ビンゴ自体のルールを確認です。
(縦・横・斜めを揃えたらビンゴなど)

皆でルールの確認・おさらいが出来た所でゲーム開始です。
1問目は「縮景園のコモ外しはいつ?」3つの選択肢から選んでもらいます。
啓蟄の日ということで3チームとも正解。ビンゴ用紙のクイズの番号に印をつけます。

2問目は「甘い苺はどちら?」苺の先端が尖ったものと平べったく幅が広いもののどちらが甘いか選んでもらいます。
答えは幅が広いものなのですが、今回は答えが分かれました。
尖ったものを選んだチームは答えに納得がいかないようですが...ルールに則って印をつけることが出来ません。

3問目は「春の甲子園の優勝旗の色は?」赤、青、緑から選んでもらいます。こちらも答えが分かれました。

結局、どのチームもビンゴには至らなかったのですが、
いずれのチームも皆 意見を述べて、多数決で意見をまとめておられました。
そして、多数決で決まらなかった場合は、ジャンケンで決めて下さっていました。
ビンゴの結果も大切ですが、それ以上にチームで納得しながら、平和的に意見をまとめられたことが重要に感じました。