心のごちそう

1月14日(水)

20150107

花の丘の言葉のデイケアは、グループでの自由会話から始まります。
ご利用者さんは会場の3つのテーブルのどれかに、毎回、自由に選んで着きます。
今日は、失語症の方々4人が囲んだテーブルに、新参加の職員さんがいました。
ちょっとした緊張感と、わくわく感が漂います。

4人は、これまでのデイケアでの交流を通じて、互いの生活ぶりを、かなり知っていますが、新参加の職員に向けて、名前と趣味、関心事などを伝えよう、ということになりました。

Aさんが向かいのBさんに「犬」と言いました。
「飼ってる犬のことを紹介するといいよ」というヒントでした。

Bさんは言葉を聞いて意味を理解するのも困難なタイプの失語症です。
言いたい言葉を思い出せない、言いたいのとは違う言葉が出てしまう、などと並んで、周りが何を話しているか理解しにくいことも、会話を楽しめない原因になります。
Bさんは、自分にとって話しやすく聞きやすい話題を、Aさんに促してもらい、笑顔で話し始めました。皆さんも次々と尋ねます。

「買ったの?」「種類は?」「名前は?」・・・。大きな手振りを交えてBさんは生き生きと答えていきます。
そのあとに順番が回った方々から、「昔飼っていた犬」「この頃庭に来る野鳥」「子どもの頃の雀獲り」など動物の話が続きました。

だれも取り残されない楽しい会話は、心のごちそう、とあらためて感じました。

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