当院の取り組み

退院支援と退院後のフォローアップ体制

最終退院先(2023年1月~12月) 自宅64%、居住系施設13%、老健10%、療養型病院8%、急性期病院6%
入院期間は思った以上に早く過ぎていきます。
患者さんの状態によって退院までの期間は異なりますが、「退院が決まってから」ではなく、入院当初から少しずつ準備をすすめていくことが大切です。
担当の医療相談員が、患者さんやご家族がスムーズに退院の準備をすすめられるよう、退院後の生活に向けて起こる悩みや困りごとのご相談をお受けしています。

医療相談員とは…社会福祉士の資格を有し、病気や障害で生活上の支援が必要な患者さん・ご家族の問題解決を図る相談支援職です。 患者さん・ご家族の社会的背景(経済的問題・介護力・住環境問題・復学や復職への希望)をお伺いしてリハビリ計画に反映させたり、医療・介護・福祉サービスの提案や調整を行ったりします。定期面談にも同席します。不安なことや疑問に思うことがありましたら、遠慮なく担当の医療相談員にご相談ください。皆様のご心配を少しでも軽減できるよう努めます。
退院日が近づいてきたら、退院先に応じてより具体的に生活をイメージしながら退院準備を進めていきます。
患者さんと一緒に動作の練習を行うだけでなく、ご家族に介助指導を行ったり、食事、服薬、入浴、トイレ、医療管理など、退院後の生活の中でどのように行っていくかのアドバイスを行います。一緒に退院に向けた準備を進めていきましょう。
車の乗降時の介助方法指導
外出・外泊訓練時のご自宅で入浴動作の確認
管理栄養士によるお食事の指導
薬剤師による服用指導
回復期リハビリテーション病棟では1 日最大3 時間のリハビリ訓練を行いますが、退院後はそれがなくなります。
自宅に帰って急に何もしなくなってしまうと、日に日に体の機能が衰えてしまいます。退院後も適度に体を動し健康を維持できるよう、退院後のリハビリについても退院前から計画しておくことが大切です。当法人は患者さん・ご家族のご希望や状況に応じて最適なリハビリをご提供できるよう、さまざまなサービスをご用意しています。

退院後の医療・介護サービスの例