当院の取り組み

専門性を活かした質の高いチーム医療

回復期リハビリテーション病棟では、多くの専門職がチームとなって患者さん・ご家族・リハビリの目標を支援する、「チーム医療」が大きな特徴です。当院の病棟リハビリスタッフは100 名以上、その他の専門職も手厚く配置し、しっかりとマンパワーをかけた体制となっています。(2025 年6 月現在)
医師 チーム医療のリーダーです。 診断を行い、治療の方針や目標を決定します。
看護職員 ベストな状態でリハビリを行えるように健康管理をして、食事・排泄・入浴等の日常生活 動作の援助を行います。
介護職員 日々の生活のお世話を行い、食事・排泄・入浴等の日常生活動作の援助を行います。
理学療法士 座る・立つ・歩くといった基本動作の訓練を行ったり、杖・装具・車いすなど移動手段の確立を目指します。
作業療法士 食事・着替え・トイレ・入浴といった日常生活動作の訓練を行ったり、余暇活動などで生活に楽しみをもたらすことを目指します。
言語聴覚士 話す・聞く・読む・書くといった言語機能の訓練や、食べる・飲むといった摂食嚥下機能の訓練を行います。
音楽療法士 訓練に音楽をとりいれて患者さんの能力を引き出したり、音楽を通じて社会参加を促します。
医療相談員 入院~退院へ向けて・退院後の生活についてなど、ご相談をお受けします。
薬剤師 患者さんの症状に応じた薬を提供すると共に、ご相談をお受けします。
管理栄養士 身体状況に合わせた栄養プランの提案、食事援助、食環境を作ります。
歯科衛生士 口の中の衛生を管理します。
病棟医事職員 患者さんの情報入力や面談日の管理をしています。
臨床検査技師 血液検査・尿検査などの臨床検査を行います。
放射線技師 X線撮影などを行います。

ご利用者さまの声

患者の安全を第一にされており、安心してお任せすることができました。
体脂肪量が減り、筋肉量が増えたのは、皆さんのおかげです。
リハビリの職員さんたちの清潔感に、気持ちよく入院生活を送ることができました。
早くから多くの量のリハビリを集中的に行った場合の改善度が高いことがわかっています。平成22年4月より、日曜祝日を含めた365日リハビリテーションを行なっています。入院患者さんの早期回復・在宅復帰を目的として、より高密度なリハビリテーションを提供しています。

チーム医療の具体例

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「障害があっても口から食べられる」ことを目指して、多くの専門職によるチーム医療で摂食嚥下療法に取り組んでいます。(リンク:WEL・NET通信2020年7月号記事)

退院後の日常生活に係るさまざまな問題の解決も、多職種によるチームでサポートします。(リンク:病院パンフレット2025年版p.12より)

高齢化に伴い、患者さんの口腔機能や栄養状態の管理がますます重要となっています。当院では、管理栄養士・歯科衛生士を各病棟に配置し、多職種と連携をとりながら、患者さんが良い状態で効果的にリハビリを進めていけるよう支援します。(リンク:WEL・NET通信2025年5月号記事)

回復期リハビリ病棟では、目標を設定し、それを患者さん本人を含めたチームの全員で共有して、同じ方向に向かって計画的にリハビリテーションを進めます。多職種が協働し、患者さんの意欲を高める工夫をしています。(リンク:WEL・NET通信2023年11月号記事)