新たな気持で・・・

ごあいさつ

西広島リハビリテーション病院
病院長
岡本 隆嗣
はじめまして!このブログは患者さん、ご家族の方、一般の方、そして職員にも、 当病院のことをもっと身近に感じていただきたいという思いで作りました。 日々の出来事の中で私が思ったことをつづっていきたいと思います。
先日、岡山県で行われたリハビリの学会に参加してきました。2月に大会主催の経験をしていますので、準備や運営にどれだけの日数や人手がかかっているのだろう、参加者はどのくらいだろう、天候が心配だな、などと思いながら会場をまわりました。
細かい配慮、スタッフの接遇やプログラムなど、今までの学会では気がつかなかった主催者の工夫に目がいくと同時に、その苦労も手に取るように分かりました。当院から参加した職員も私と同じ目線や気持ちで見ていたようです。
さて、6月から法人の理事長に就任することになりました。ご案内を送ったばかりでしたので、学会中にも多くの先生から「頑張れ」と激励されました。今までは病院のことが中心でしたが、今後は法人全体にも目を配る立場になりました。
以前当院がお世話になった方から、理事長の仕事というのはこのような事を言うのだ、と教わりました。
「理事長とは」
もし明日病院が潰れて人手に渡ると分かっていても
今日のこの日 にこにこ元気に旗が振れるか。
権利でも 権力でもない。 経営の責任を全て負うということ。
職員の数の 3倍か4倍の数 職員と家族の生活への 責任がある。
この言葉を思い出すと、本当に責任重大だと感じます。
思い返せば6年前の2011年、前病院長が突然病に倒れ、急遽私がその職を引き継ぐことになりました。想像もしなかった大役を急に任され、ビジョン(目標・方向性)もミッション(使命・目的)も上手く示すことができず、「自分がどのように引っ張っていけば良いのだろうか」ということに悩みました。
今回は違う気持ちです。昨年の30周年誌や広島大会を通じて、「おたくには素晴らしいスタッフと強固な組織がありますね」と褒めて頂き、そのスタッフが活躍するのを間近で頼もしく見ていました。
肩肘張って「自分が頑張る」のではなく、皆が頑張れるような場を作り、スタッフや組織の成長を一緒に喜びあうこと。そして「信じ合い 明日を拓く」という理念を引き継ぎ、地域で実践していくこと。等身大の自分でスタッフと向き合い、同じ地域の生活者として患者さんに向き合えばよい、そのような気持ちでおります。
新たな気持で再出発です。皆で頑張りますので、今後とも朋和会をどうぞよろしくお願いします。