家に帰るまでが学会です

ごあいさつ

西広島リハビリテーション病院
病院長
岡本 隆嗣
はじめまして!このブログは患者さん、ご家族の方、一般の方、そして職員にも、 当病院のことをもっと身近に感じていただきたいという思いで作りました。 日々の出来事の中で私が思ったことをつづっていきたいと思います。
先日、学会のシンポジウムで講演を頼まれたため、新潟まで行ってきました。広島からだと、新幹線で新大阪まで行き、伊丹空港から新潟空港に飛ぶのが一番早いルートです。2ヶ月前に飛行機の予約が出来ていないことに気がつき、慌てて予約しようとしましたが、同じ学会帰りの人たちの予約が多かったようで、帰りの日の便が既に満席でした。当日に新幹線のネット予約をするのに慣れていたので、うっかりしていました。仕方なく、新幹線で東京駅まで出て、羽田空港から岩国まで帰る便を予約しました。
 その後、幸運にも飛行機のキャンセル待ちの順番が回ってきました。早いルートで帰れると喜んでいましたが、何と当日機材トラブルで欠航となってしまいました。翌日も含め他の便は満席のため、空港から駅に出て東京周りの新幹線で帰るしかなく、しかもその日は新大阪までしか帰れませんでした。新大阪のホテルはかろうじて予約できましたが、夕食や着替えを買う時間はありませんでした。学会で全国から人を招くということは、こういうこともあるのだと身にしみました。
 ちょうど前日に買って食べ切れなかった新潟名物のおつまみが、カバンに入っていたのを思い出しました。新幹線で長距離移動になり、ビールのお供にそれを食べながら、小さい頃遠足で「家に帰るまでが遠足ですよ」と言われたのを思い出しました。
来年2月の研究大会の準備が本格化してきました。教育講演やシンポジウム、ランチョンセミナー企業展示などが着々と決まり、9月1日より演題募集が始まりました、大会の準備は順調に進んでいるかと思っていましたが、参加者が家に帰るところまで配慮する必要があります。
 大会2日目終了後は、急いで家路につく人、もう1泊する人、宮島に渡り観光する人、などいらっしゃると思います。特に2日目は、天候や飛行機・新幹線・高速道路・フェリーなどの情報は、こまめに流してあげるのが良さそうです。
 県外から来た人はとにかく広島のことがわからないので、交通手段の案内、地元のお勧めの食べ物やお酒、お土産の紹介、宮島への渡り方などを案内するコンシェルジュデスクのようなものがあれば、不慣れな人でも安心でき、喜ばれるかもしれません。
 主催者のちょっとした気遣いで、トラブルも良い思い出になります。「おもてなし」にも力を入れようと、大会フェイスブックにそのような情報をどんどん載せていきますので、是非御覧ください。
皆様のご参加を、職員一同お待ち申し上げます。演題登録、参加登録をお早めにお願いします。